本当にこれがこのペルチェ素子の限界なのか調べる
・ 温度計がラフなのでデジタル温度表示機付きのサーモスタットを購入。
・電源ユニットはペルチェ素子への電圧が10.5Vしかないので12V出力の新しい物を購入。
Amazonで注文したら明くる日に到着しました。はやっ!
早速取り付けてみます。
せっかくカバーまで製作して作ったのですが、仕方ありません分解します。
電源ユニットの取り付けは簡単、木ねじで背面に取り付けるだけです。
大きさも丁度いい。
こんな感じになりました。
見えますか?ファンの右上の赤丸は庫内温度を計測するセンサーです。
電源ユニットの配線
LとNにAC100V家庭用コンセントの電源につなぎます。
+VとCOMはDC12VでそれぞれFANとサーモスタット(ペルチェ電源)に接続します。
サーモスタットの配線
K1とK0は設定温度になると導通します。
+12VとCOMを電源ユニットにつなぎます。
+12VとK1とつなぎます。
K0とGNDをペルチェ素子につなぎます。
これで設定温度にてペルチェ素子がON・OFFします。
方法は購入ページのレビューで確認してください。H(設定温度以下で通電)C(設定温度以上で通電)加熱制御or冷却制御の切り替えと温度設定が可能です。
・このシステムにて改めて確認
外気温と庫内温度とペルチェ本体温度を測定しました。
ペルチェ素子の能力は表と裏の温度差が高いほど能力が高いと言えます。
が、下記のデーターの通り思っていたより温度差が少ない結果でした。
庫外温度とペルチェ部分の温度差は14~17℃
このペルチェユニットは、ペルチェ部分に温度センサーが付いています。
(中身を分解して確認したわけではないので実際ペルチェのどの部分にセンサーが付いているのかわ分かりませんが)
ペルチェ温度が一番低く次に庫内温度、庫外温度と高くなっていくので計測は間違っていないと思われます。
調べるとペルチェは温度差が60℃とか70℃程度になり、ペルチェ部分は氷点下になるらしいのですが・・・
これが本機の能力のようです。
・今後の活用
今回の検証で庫内温度が15℃程度まで冷えることが分かりました。
今は取り合えずビールとジュースを冷やしています。
調べるとビールの飲み頃は夏場4~6℃、冬場6~8℃だそうです。
15℃ですと少々温かい。
家庭用冷蔵庫の場合は、JISにて0~10℃と定められているそうです。
残念ながら15℃なのでこれより高い結果でした。15℃でもビールは美味しく飲めます。
せっかくなのでしばらく冷蔵庫として使用することとします。
ゆくゆくは植物実生保温庫に利用しようと思います。
実は1か月ほど使用したところ結露が激しく木製のケースが腐ってしまいました・・・スタイロフォームを使用し再製作しました。「こちらも」チェックしてください
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