自作植物実生保温庫

実生保温庫 DIY
シダ植物の種を実生させる為に作りました。

冬のある日、シダ植物実生を思いつく

種を入手しなければ

どこで入手できるのか?

調べる

楽天市場、ヤフーショッピング、アマゾン、メルカリ・・・有名どころの通販サイト等々

この中で最もお買い得なメルカリにてシダ植物リドレイの胞子を購入

どこに保温庫を設けるか?私の部屋を見渡すと丁度いい大きさのスペースがありました。

この本棚です。

今回は、植物実生保温庫を自作してみます。

  1. 何処に作るの?
  2. ヒーターの容量計算
  3. ヒーターの代用は?
  4. ヒーターの制御は?
  5. 完成写真

1.何処に作るの?

 大量栽培を行うわけでもなく、観察・実験が目的なのでこの位のスペースが丁度いいと考え、本棚の一画に保温材を貼り付けて保温庫にします。
スペースは縦35cmx横30cmx奥行き30cm

2.ヒーターの容量計算

 保温庫内を常に一定の温度に保つためヒーターを設置することとします。
まずは、ヒーターの容量を計算してみます。
ヒーター容量の考え方は、 冬場でも部屋の最低気温は7度位 なので、このスペースの雰囲気を1時間位で7度→25度にすることとします。

●ヒーター容量計算をしてみます。(放熱と非加熱体の質量は考慮していません。)
部屋の大きさ(m3)=35cm x 30cm x 30cm/100000=0.315m3
0.315m3の空間を温める熱量
公式:
P = 0.278 × c × ρ × V × ΔT/t
電力:P  W(ワット)
時間:t  h または min (1 h = 60 min)
比熱:c  kJ/(kg・℃) または kcal/(kg・℃)
密度:ρ  kg/m3 または kg/L(キログラム/リットル)
体積:V  m3(標準状態)または L(標準状態)
温度差ΔT  ℃=目的温度T ℃-初期温度T0 ℃
P=0.278*1.007*1.161*0.315*(25-7)/1=1.3w

3.ヒーターの代用は?

家に15w白熱球電気スタンドを使います。
これ、触るとやけどくるくらい熱くなります。

市販の保温球を使用されても良いかと思います。
市販の保温球は容量が大きいのでサーモスタットで温度管理をされると良いです。

4.ヒーターの制御は?

 熱帯魚飼育水槽用ヒーターをコントロールするためのサーモスタットを使います。
今回の場合は電気スタンドにサーモスタットを接続しました。

※メーカーは屋内鑑賞魚飼育専用と有りますので、流用される場合は、あくまでも自己責任でお願いします。

このサーモスタットが意外と調子よく25℃設定でほぼほぼ25℃にて保てます。

5.完成写真

LEDライトは機能的に必要ありませんが灯として使います。
壁は、スタイロフォームを使用して熱を逃さないよう保温しました。

水草の種を実生させてみました。

・市販でさまざまな物が販売されています。

タイトルとURLをコピーしました